ホルモンの影響でこんなことが−20
北九州・福岡で子育てママ専門の
訪問パーソナルトレーナー として活動している【Licca】(りか)です。
前回、妊娠中の女性の体にはホルモンが原因で
様々な体の変化が起こるとお話ししたと思います。
先回の記事はこちら
今回の主役は『プロゲステロン」
前回は『リラキシン』でしたが
今回は『プロゲステロン』
さてこの『プロゲストロン」って妊娠前も
一定の周期で増えたり、減ったりしているんですよ。。
なんとなくイメージつきましたか?
そう、女性の体の訪れる生理周期に関わっています。
このホルモンは排卵と同時に体内に多く分泌され
女性の体を妊娠しやすい状態に保ちます。
わかりやすく言うと
体の中で毎月排卵後、受精卵が着床しやすくなるように
ベットを準備していると思ってください。
排卵しても妊娠していなければ、そのベットは必要ないので
生理の時に排出されます。
女性によく見られるPMS(月経前症候群)の症状はこの
『プロゲステロン」の分泌に関係があると考えられています。
妊娠中に起こる変化
では妊娠中はどのような役割があるのでしょう?
妊娠初期に体が熱っぽい、基礎体温が下がらないことで
『妊娠したかも・・・」って気がついた方もいるのでは。
その症状はこのホルモンがたくさん分泌されているからなのです。
また体の中では赤ちゃんに必要な栄養を届ける胎盤を
作る役割を『プロゲステロン」が担っています。
その他にも子宮内膜を厚くし、流産しにくくする効果や
産後、すぐに赤ちゃんにおっぱいがあげられるよう
乳腺を発達させて母乳を作る準備をしたり・・・
妊娠、出産に関してかなり重要なホルモンと言えますね。
分泌のピークが妊娠8〜9ヶ月頃、
出産で胎盤が排泄されると急激に激減するのです。
妊娠中、出産後にこれだけホルモンバランスが変わると
妊婦のあなた自身にも変化が出てきます。
心も不安定に・・・
妊娠中、感情の起伏が激しくなって小さなことでも
いらいらしたり、ご主人に怒りをぶつけたりしていませんか?
それはホルモンが自律神経にも影響していて、精神的に不安定になり
倦怠感や気分の落ち込み、感情がコントロールできなくなって
しまうのです。【マタニティーブルー】と言われるものですね。
他の影響としてはシミが濃くなったり、ニキビができやすくなったり
産後、髪が一気に抜けてしまう状態になったり。
妊娠、出産は女性にとって短期間に身体の変化が大きいものです。
特に初めての妊娠では本人も予測できないことが起きたり、
心も体も大変な時期です。
オススメの方法は
そういう時は知らず知らずに呼吸も浅くなっています。
ソファにゆったりと座るか、ベットに横になり
ゆっくり大きく深呼吸をおこないましょう。
好きな音楽を流して
頭を空っぽにして呼吸にだけ意識を向けて・・・
そうすることで気持ちがリセットされていきます。
ぜひやってみてください。